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1]
スピカ K012
04/29 08:36
ベッドに座らせた私の後ろに回り込む彼。
ブラウスのボタンがリズミカルに外され、早くもブラジャーが現れた。
ブラウスを取り払われ、ブラだけの上半身にされて、恥ずかしかった。
しかも乳房への刺激は布越しで、もどかしさに困惑した。
ブラを奪われてから体を倒され、むき出しの上半身への凌辱が始まった。
──声、出ないの?
心配そうに彼が訊いてきたが、声を出すどころではなかった。
予想より激しすぎる。
小ぶりな乳房は揉まれ、掴まれるという初めての刺激にさらされ、どの刺激に反応して声にすればいいのかわからなかったのだ。
▽
一転、スカートは丁寧に脱がされた。
新品のパステルピンクのショーツが露わになった。
そのショーツの特別な意味を彼も理解しているのかさだかではないが、
とにかく私は、ショーツだけの裸体を隅々まで愛撫された。
残された未開地はショーツの下だけになった。
「最後の一枚、まだ脱がさなくていいかな?」
恥ずかしすぎて、返事ができない──
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[
2]
スピカ K012
04/29 08:43
スカートを脱がされたときの横向きの姿勢から仰向けに戻され、
あえてパンツを残された恥ずかしい姿で、脚を大きく開かれた。
「ああっ」
待望の「声」に彼は鼓舞されたようだ。
ショーツの上から、デリケートな部分を触ってきた。
「あ、あ、やめて、やめ」
彼は、そういう抵抗も計算に入っているかのように、
もっと強く責めてきた。
「あああーっ、あーっ」
いくら叫んでも、逆効果でしかなかった。
彼も童貞だと勝手に思っていた。
誰かにテクニックを教えこまれたという可能性に気づかなかった、バカな私がいた。
▽
女性器は濡れるもの、という知識はあったが、確かめようもない。
(見ないで、せめて、見ないで)
ようやくショーツに彼の手がかかったとき、恥ずかしいところをむき出しにされる恐怖に押し潰された。
[
3]
スピカ K012
04/29 08:44
ショーツは抜き取られた。
ついに全裸にされ、
オールヌードとして鑑賞される。
やがて再開された愛撫は、新たに露わになった秘境も、蹂躙されつくした範囲も無差別だった。
あえぎにあえぐ、すっぽんぽんの私に押し入ってくるもの──これが、セックス。
すごい。のみこまれてる。
全身でつながっているようで、
実は、体のごく一部だけが犠牲となって痛みを受け入れている。
熱い痛みが襲いかかり、息も満足にできなくなる。
裸にされている恥ずかしさなんて、どこかに行ってしまった。
力を抜いて、なんて彼が言ってるのが遠くに聞こえた。
現実なの?
他人の体が私の中に入ってるなんて、ほんとなの?
深い。私の中って、深いんだ。
痛い。怖い。痛い。
壊されていく、という実感。
痛いよ。
ああ……
ああ……
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