「頼む。力を貸してくれ」
軍でも名うての切れ者で通る同僚が
思い詰めた表情でニュイに言ってきたのは、
つい先ほどだ。
上官に無理難題を命じられて
弱り果てた同僚のそんな様子を目にしては、
無碍に断るわけにもいかなかった。
「(それにしても。
あいつ、自分と同じように私が何でも
できると思ってるんじゃないだろうな)」
自分が今回の戦場に出てルービンに
太刀打ちできる図が、どうにも浮かばない。
同僚と二人で挑んでようやく
どうにかなるかというところだ。
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