「私はお前と違うんだぞ」
苦笑混じりにひとり呟く。
アレクと同じくレクス配下で将を務めているだけあって、
ニュイ自身も前線で戦うに足る戦闘能力は持っていた。
しかし、戦場における自分の本領は
後方での指揮だというのがニュイの考えだった。
そんな自分がなぜ、死屍の山を築いている敵軍の猛将と
直接まみえることになってしまったのだろう。
「(気を引き締めないと、
ほんとうに今日が私の命日になりかねない)」
同僚を気にかける余裕はほとんどなさそうだ。
自分は補助に徹しよう。
ニュイは厳しい表情になった。
目次
トップへ
本文A 本文B 本文C
設定
about
作者日記
ランキング
NーLine / 恋愛至上主義
†ラブファン† / †ハイファン†
BL 絆物語 / BL GARDEN
BL 薔薇NAVI / BL UNION
今日:1/昨日:0/累計:905