【詩を読みたい】
[1]名無しさん



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[66]名無しさん
【光る砂漠】


【再会】

誰もいない
校庭をめぐって
松の下にきたら
秋がひっそりと立っていた

私は黙って手をのばし
秋も黙って手をのばし
まばたきもせずに見つめ合った


【恋の詩でも読んだあとのように】

わた雪が
あとからあとから降って来ます
雪に楽しい思い出でも
見つけたんでしょうか?
いいえ そうでもないのです
ただ何か
いいことがあるような
それをいつまでも
待ってていいような……
こころ楽しくてならないのです



【早春】

雀の声の かわったような
青い空がかすんだような
ああ 土のにおいがかぎたい
その春に ほおずりしたい
なにを求めていいのやら
ああ 土のうえをころげまわりたい

きっと しまっているような
淡い眠りのなかの 夢のような
生きなければいけないけれど
なんだか死んでもいいような
去年の春 女がくれた山桜
まぶたのなかに 浮かぶような



【海辺で】

波がおしよせると
不思議な笑みをうかべ
あなたは消える
私はあわててかけより
小さな貝がらを
あなためがけて投げつける

すると魚が集まり
宝石のように
しぶきがあがる
私は手をさしのべて
しぶきの中から
濡れたあなたの手がひっぱるのを待つ



【ほたるは星になった】

暗い河辺には
静かなほたるの宴があった
ささやき合うように
命がもえて
夜つゆが光り
…………
二つの光が
もつれて河面に散った

あまりにも淡かったので
あまりにも清らかだったので
光は愛し合い
はるかなる旅へ去った
………………
私はうるんだ心を抱いて
河辺の草の中をぬけた
星はキラキラとまばたいていた
ほたる
きっとあの星のむれに入るだろう



【落石】

夜の冷たい山道から
オニツツジの根を裂き
ウドやゼンマイの芽をつぶし
岩があばら骨を叩きながら
転げた
星空から逃げるように
岩壁に砕け
急流の中に散った飛沫は
炎となってヤマメの鱗を光らせた



【秋の午後】

やさしい日の光が
庭や
薄紅いカンナの花や
道や草原を
そっとつつみこむ
やさしい日の光が
若いきれいな奥さんが
赤ン坊を抱いて
ほほ笑むまわりを
舞踏する
ああ乳の愛い匂いが
青空にこだまして
僕の心をゆするみたいだ


【さびしい道】

この道を行くと
どこへ行くのか私は今
知らない
でも私はどうしても
どうしてもこの未知を行きたい
身も心もはりさけそうな
さびしい道
だれも寄りそうてきてくれそうにない
この道
でもやっぱりこの道を行きたい


【ふるさと】

ふるさとは
ただ静かにその懐に
わたしを連れ込んだ
雲でもなく幻でもなく
生きた眼と心を持って
わたしははいっていった
青いにおいにむせかえって
ことばもなく
遠い日の記憶がよみがえった

水は白い壁と天井と共に
命のなかにあり
ふるさとの山にあった
苔むした岩肌をたたき
その響きは命の中にも流れていた
手をさし入れて
静寂の中で二つの水が混ざったとき
まぶしい輝きを覚え
「山に水を返した」と思った




[65]名無しさん

【17才】


たとえば今日までの僕が壊された夜
誰にも愛されていないと感じた夜
ただまっすぐに透き通る明日を
信じることができたならば

眩しくて 眩しすぎて
瞳 凝らしていた
君の心の色さえ
解らないから

新しい季節と誰かのサイン
見逃さないように僕らは走る
遠くても 遠くても
それは祈りのように
輝きを探してる
雨上がり虹が架かるよ

たとえば夕陽さえ色褪せてしまった日は
誰かの勇気まで疑ってしまう日は
また声もなく泣きそうな自分を
目を閉じて許してみて

いつまでも いつまででも
笑っていたかった
君の涙の色さえ
気付かないから

変わらない景色と別れの後で
現在を振りほどいて僕らは走る
階段を駆け上がり
汗で滲む未来
その窓を開けたなら
すべて今キャンバスになる

空はまた晴れてゆく
雲はただ流れてく
本当に綺麗なもの
まだ解らないけど
戸惑いも悔しさも
すべてが絵の具になるから
下手くそだって消さないで

新しい季節と誰かのサイン
見逃さないように僕らは走る
遠くても 遠くても
それは祈りのように
輝きを探してる
雨上がり虹が架かるよ




[64]名無しさん

【サンセット・メモリー】


はるかな夕日 それは
悲しい季節つらぬいた 愛のシルエット
忘れたはずの ララバイ
幸せすぎたあの頃が 心にじませる
ブロンズの風の中 見つけたメモリー
悩みなき遠い日の 私になって
あの人の胸の中 かけてゆきたい 
あの日のまま
ブロンズの風の中きらめくメモリー
幸せを手放した 人は迷い子
何気なく見送った 後ろ姿が
ただ一度だけの 愛と気付いた あの日

歩き疲れて Far away
うつむく心癒すのは 今も貴方だけ
離ればなれの時が
きっとこの愛強くする ひとり信じてる
ブロンズの風の中 見つけたメモリー
悩みなき遠い日の 私になって
あの人の胸の中 かけてゆきたい 
あの日のまま
ブロンズの風の中 きらめくメモリー
幸せを手放した 人は迷い子
何気なく見送った 後ろ姿が
ただ一度だけの 愛と気付いた あの日
愛と気付いた あの日




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