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1]
名無しさん
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34]
名無しさん
【こんなに愛していた】
夕暮れになると道で足を止めて
祈りを捧げるように頭(こうべ)垂れた
やすらいのなかはすべて無色だった
謙虚な人の溜め息あつめていた
いつでも「かたち」が心を乱すらしい
語られぬ悲しみが影のように寄り添う
瞼が重いだろう
その重さに逆らうな
しゃがんでしまえばいい
この場所で膝を抱いて
さあ
◆
◆
薄明(はくめい)の町を一人ゆるく歩き
優しい人の残り香そっとなぞる
涙を流せるならば終わるだろう
こんなに愛していたと言えるだろう
いつでも「ながれ」が心を変えるらしい
減らせない苦しみに僕は慣れていくのか
目を閉じてもいいのなら
正直な子供になり
寝そべってしまいたい
この場所で泣きじゃって
そう
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33]
名無しさん
【緑に降る光】
片思いはいつでも
風が運んだ花粉
指にからむためらい
あなたのせいで──
出会ってしまったから
こんな思いを抱いて
一人で森にいるよ
あなたのせいで──
緑に降る光にまぶしそうに笑った
あの無邪気な笑顔が
今も忘れられない
だけど光あふれて みどりは目に痛いよ
僕の小さな影は消されてしまう
◆
◆
白いショートパンツで
あなたはシャトルを追う
低くそして鋭く
サーブを返す
僕は歌を作って
何かを確かめていた
時々襲う挫折
楽しんでいた
緑に透ける髪をバレッタでとめていた
それは僕の心もつなぎとめたと思う
だけど光うすれて 夢は冬に移るよ
たぶん僕のせいだよ
僕のせいだよ
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32]
名無しさん
【緑ヶ丘】
緑ヶ丘に 優しい風が
わたし誘うように吹き寄せてくるわ
もしも あのとき素直だったら
光さす処へ行けたかもしれない・・・・・・
ためらう言葉ではなにも伝えられないと思うの
だから
お・ね・が・い・よ
このまま
す・て・な・い・で
せっかく言えそうになったところよ
「アナタガ好キ」
で・も・だ・め・ね
青空
み・て・い・る・と
あなたの大事な彼女(ひと)を思い出すの
◆
◆
緑ヶ丘に 月影さえて
眠り破るように囁いてくるわ
窓の外では 模様のない蛾が
光に魅せられて躍り続けているわ
逃げ腰の恋ではなにも創りだせないと思うの
だから
な・り・ゆ・き・で
あしたに
さ・せ・な・い・で
せっかく言えそうになったところよ
「ヤッパリ好キ」
で・も・だ・め・ね
満月
み・て・い・る・と
あなたの大事な彼女(ひと)を思い出すの
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