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【傀儡でも】/いより


三千年ぶりに転生し
ようやく再会できた最愛の妻

どうやら前世の記憶や人格は
失われてしまったようで
全く覚えていないらしい

それでもかまわない

私と妻が交わしたのは
約束でも誓約でもなく
古の契約だ
魂に刻まれ 抵抗も拒否も
することはできない

『いつか生まれ変わっても、貴方の妻にさせてくれませんか?』
『ああ、契約しよう。貴女が生まれ変わっても、変わらずに私の妻だ』

ああ そんなに怯えないでくれ
貴女は私の妻なのだから
恐怖させるようなことはしない

それから色々と問題があったが
現在の妻はすっかりおとなしくなっている
私の受け答えにも従順だ

……
……
……

そう、別に構わないのだ
私の妻が傀儡でも人形でも
その魂は私のものなのだから
永遠に




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