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名無しさん
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名無しさん
【空蝉-meaningless lines- 】/ ユリノネ
あたしのグリコー源は消耗寸前で
真ッ赤なアジサイ上の
カタツムリは殻だけになってゐる
嫌いでした火曜日
台所で紅茶がいらだってゐる午前も
早く眠ってしまえと思ってゐました
いつも部屋の隅にある邪魔な箱の中で
仔羊どもが戦場へと駆り立てられる姿を
あたしは飯を喰いながら見てゐました
独りで残るはツライであろう
果てなる物はコドクであろう
毒リンゴで戯れていたら後悔するよ
あれほど云ったのに・・・
まったく道理に弄ばれた非ヒト科
南瓜にお願いしたいよ
「種子だけ遺して」って
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8]
名無しさん
【花野】
村上 博子 詩
祖母たちは歌った
繰り返し、繰り返し、琴にあわせて
また 一節の青竹の笛で
哀しく 美しい契りの歌をうたった
かれらの生まれ育ったふるさととの契り
陽と雨と風と秋の実のり 嵐と飢え 涙と愛の歌
のがれられないきびしい定めの歌を
今 秋の野を歩むわたしの胸に
かれらの嘆きがあふれてくる
お前は歩むがいい
お前の血の中で祖母がうたい続ける
あの秋風の子守歌のままに
祖母と共に いのちの歌をうたいながら
ふみしだく草の合間に咲き乱れる
桔梗 おみなえし やさしい撫子も
とぎすまされた秋の光に きらめく露を宿している
花は待っている 花の名を呼ぶ者を
野は夢みている 野に臥す者を
夜もすがら草かげに鳴く虫達のように
花と契りを結ぶ者は
その色で秋の衣を染め その露に袖をしぼり
野辺に冬の陽が明けそめる日まで
遠く果てしない花野を歩んで行く
歩んで行く
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7]
名無しさん
【ポンコツ】 / 歌い女
私は“失敗”
皆は“正常”
心が欠けた私
不完全な存在
心は何処?
心臓?
脳味噌?
それとも胃?
足りない分泌物
少し足りない
それだけで不完全
要らない
知らない
こんなのない
そしてポイッ
地獄へGO!
腕のない女神
足のない人形
顔のないマネキン
心のない独裁者
あなたは知っている?
この世界の答えを
教えて
この何処までも愚かな
バカな私に
教えて
私の心は
私のこの言葉は
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