【詩を読みたい】
[1]名無しさん



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[51]名無しさん
【傀儡でも】/いより


三千年ぶりに転生し
ようやく再会できた最愛の妻

どうやら前世の記憶や人格は
失われてしまったようで
全く覚えていないらしい

それでもかまわない

私と妻が交わしたのは
約束でも誓約でもなく
古の契約だ
魂に刻まれ 抵抗も拒否も
することはできない

『いつか生まれ変わっても、貴方の妻にさせてくれませんか?』
『ああ、契約しよう。貴女が生まれ変わっても、変わらずに私の妻だ』

ああ そんなに怯えないでくれ
貴女は私の妻なのだから
恐怖させるようなことはしない

それから色々と問題があったが
現在の妻はすっかりおとなしくなっている
私の受け答えにも従順だ

……
……
……

そう、別に構わないのだ
私の妻が傀儡でも人形でも
その魂は私のものなのだから
永遠に



[50]名無しさん
【定量の水槽】


夜満ちて 星が輝き
わが心 いま遥かに往く

痛むなら痛いまま
言葉に変えるよ

忘れたい矛盾の日々に
息潜め 呪文をつむぐ

見えてない 見えてくる
世界の潮汐

記憶の支えは あなたの存在
見えてくる 満たされる
定量の水槽──



[49]名無しさん

【優しさに目覚めて】


優しさに目覚めて
顔を上げ嘆こう

思い出は失ったトレジャーと同じと──

心を読まれてる
同情されている

進化する残酷は手に負えない感動──

誰でもいいから
シンクロしてほしい 

私の手持ちのコインを分けるから

私は空洞

────
──


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