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[1]名無しさん



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[40]名無しさん

【パラレルワールド】 / パセオ

とにかくそういうわけだと言われてしまったからには従うしかない
右も左も上も下も
全てが逆だと
実は逆だと
今まで知ってはいたけど、今が言うタイミングだったのだと
改めて決意して、コッソリあなただけに教えます
そのあとみんなにもこっそり教えます
全て逆なのだと

滴る汗を拭きながら
皆が口々に
今度は逆のバージョンらしいよ  と
だいぶ慣れた口ぶりで
騙された振りをしながら
次の仕事に移るのです

そして
うまくいったふりをしながら、
だましが成功した振りをしながら
騙しに騙された振りに騙されながら
螺旋階段がある日
上下にも螺旋して
かつ
重力を失った混沌の方向を指し
行き先のわからない指示を捏造し
ただ時間のみが過ぎていく箱の中


[39]名無しさん


【小夜曲2】


夏の夜は水も冴え
叶わぬ恋を慰める
浅い眠り誘う楽(がく)の声

偽りの言葉 すでに無く
この胸の痛み 懐かしく
我もまた ひとつ あかり点す


心騒ぐことは熄(や)み
億万の目が閉ざされる
寄せて返し 時は滞る

渇仰(かつごう)のくびき すでに無く
素足の天使が舞い降りて
浄められた窓 そっと叩く

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[38]名無しさん


【思イ出ノ欠片ハ忘却ノ彼方。】 / 康介


ふとした日常で思い知る
君が思い出になっていることに

もしかしたら
もしかしたら

僕は君のコトを忘れてしまうのかもしれない
僕は君のことを忘れたいと思っているのかもしれない

もしかしたら
まさか


そんなことを思う自分が許せない
そんなときに君がいないことが許せない






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