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名無しさん 
KY-42C

06/03 06:42
■■2016年1月14日■■
斎場にバスで行く。
告別式。
読経より祈祷中心。
戒名は「深妙院華生日芳信女」。
「甚深微妙なる法華経を信奉した功徳により、蓮華のもとに生まれ変わる(俗名)さん」という意味である。
こんなのタダでもらっていいの? スゴいよ。なお、出典は「提婆達多品」ですな。
そして、住職が棺の葢を石で打ちつけたのが、【引導を渡した】ということだろう。
声明(しょうみょう)で式次第終了。これは雅楽のスタイルで歌われるお経だ。住職とデュエットした。
中島みゆき「糸」をバックに別れの言葉(代読)。
──お母さんは、僕のたった一つの、自慢でした──
出棺。週刊文春とパック入りのご飯を持たせた。
↓
荼毘まで住職が付き添い、カマの前でデュエット読経。
↓
精進落とし(会食)。
とりあえず、喪主(代行)の最後の仕事だ。
兄が、この直後、市民病院の主治医に会いに行ったらしいが、バタバタした初対面となっただろう。
↓
姉の家族も途中で送迎車を降り、
実家まで帰ったのは私だけだった。
それでもようやく、
ようやく、母を家に帰すことができた。
白布に包んだ骨壺。木の位牌。遺影。
それが母だ。だから、一人で連れて帰れた。
それでも、帰れたよ。
また、ここで暮らそう。
二人で、暮らそう。
この寒々と明るい家で。
よく片付いた寂しい家で。
さ、ご飯にしようか。
テレビも点けるね。
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