「人魚伝説」山村正夫著
[1]スピカ K012
05/01 10:03

清純な少女が、男に拉致された。

男は、少女が自分の娘を殺したと言う。
その復讐として、殺したあとで死体を人魚のミイラにするのだと言う。

少女は男の話の時系列の矛盾から人違いで拉致されたことを悟り、男を説得するが、聞く耳を持たない。

少女に特殊な食事を与えることで脂肪を抜きながら痩せさせ、やがては餓死させ、ミイラにするという恐ろしい計画を立てている。

まずは、少女の体を検分する。
少女をナイフで脅して、みずから服を脱がさせる。
羞恥の極致で花柄のショーツを抜き取り、完全な裸体になった少女を、男は淡々と観察する。

ここは医者が患者を見るような、性的要素のないシーンだ。

このあと、少女は監禁されながら、毎日のように全裸にされて調べられるが、処女を奪われることはなかった。

しかし、男のスキをみて逃げようとし、惜しくも失敗してしまう。
別の女の惨殺死体を見て気絶してしまったのだ。

目を覚ました少女には懲罰が待っていた。
一糸まとわぬ姿にされ、座禅転がしという特殊な縛り方で固定されていた。

要するに、尻を突きだした後背位で、手は背後で、足は揃えて折り曲げた状態で縛るから、抵抗のしようがない。

男は、強姦する、と宣言し、実行する。

こんな残酷な処女喪失のシーンは初めて読んだ。

恐怖と絶望と苦痛。
悪夢が現実となった。

普通の初体験と違わないのは、全裸ということぐらいで、相手は恋人でもなく、縛り上げられ、愛撫でほぐされもしない硬い躰を、
凶器でえぐられ、後ろから切り裂かれるのだ。

少女にできることは、悲鳴を上げ続けることだけだった。

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