チバニアン



[4] 
●現状と今後について

「チバニアン」に相当する地質年代の命名を巡って、
千葉とイタリアの2ヶ所とで激しい争奪戦を行ったが、去年の段階で千葉が内定した

しかし、古関東深海盆ジオパーク認証推進協議会からの異議によって、
現在は「チバニアン」の国際学会での審議が中断中

このままだと競合のイタリアチームに奪われる可能性もある

しかし「チバニアン」を申請した国内の研究チームは、
国際学会で再度正当性を主張することを予定している

↓の学会による声明は、それに向けた第一歩

[3] 
●「チバニアン」審議再開に向けた一歩
学会が「チバニアン申請の根拠は妥当」とする声明を発表

時事ドットコム
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018052400484
(2018/05/24-11:02)

「チバニアン」審査が中断

これを受けて、日本の地磁気研究者らでつくる地球電磁気・地球惑星圏学会は
24日、茨城大などの研究グループが申請の根拠とした論文について「科学的結論は妥当」とする声明を発表
 
研究グループとは別の研究者らが論文を精査して
妥当と判断した



[2] 
●審議中断について
…国内の反対団体が「チバニアン」について、国際学会(と競合国の研究チーム)に意義を申し立て
チバニアンの審議に対する妨害行為だという意見が有力


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180512-00000003-mai-soci

「チバニアン」の審査が4月から中断中

チバニアンの審査とは?…
千葉県市原市田淵の地層「千葉セクション」を中期更新世(77万年前〜12万6000年前)の代表地層とし、
この時代を「チバニアン」(ラテン語で千葉時代)と命名するかどうかを決める国際学会、国際地質科学連合の審査

原因…
申請した研究チームとは別の国内団体からデータへの異議が寄せられた

研究チームの反応…
「事実無根」と反論
正当性を訴える文書を近く国際学会に出し、審査継続を求める構え


これまでの流れ…
イタリア国内の2カ所もチバニアンの競合として国際地質科学連合に申請
しかし昨年11月、連合の作業部会は千葉の方が妥当だと判断
このままならチバニアン時代と命名される


しかし…
今年4月、
研究チームとは別の地質学者らで作る「古関東深海盆ジオパーク認証推進協議会」(千葉県香取市)が
「地磁気逆転の根拠に約2キロ先の別の地層のデータを使っており、捏造(ねつぞう)だ」
などと主張するメールを連合やイタリアの研究チームに送付


イタリアチームの反応…
「日本国内でも見解が分かれており、 審査は白紙に戻すべきだ」

連合の反応…
審査を中断
研究チームに見解を文書で出すよう要請


今後どうなるのか…
研究チームの反論が認められなければ作業部会の結論が取り消される可能性もある


研究チームの菅沼悠介・極地研准教授のコメント…
「データに全く問題はなく、捏造という指摘は事実無根。審査を妨害されている」

反対している協議会の会長 楡井(にれい)久 茨城大名誉教授のコメント…
「メールを送ったかどうかも含めて答えない」←新聞社の取材への返答
研究チームが千葉セクションのデータで申請したことに対する見解は
「過去にドーピングをしたスポーツ選手が追放されるのと同じだ。 チバニアンは諦めた方がいい」



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