[1]名無しのフリーメーソン
10/11 20:42
週刊ポスト2/25号
驚愕スクープ!第1弾
麻原側近幹部Xが初めて告白
消えた「オウム金塊と現金7億円」これが全真相だ


「私自身もそうですが、オウム信者は警察の取り調べでも、法廷でも、オウムの
闇についてまだまだ話していないことが多いのです」彼はきっぱりとそういっ
た。出所した上祐幹部が主導するオウムの動向については様々な憶測が流れるば
かりで、誰もがその真の思惑を握みかねている。いま一度、我々は原点に立ち
返って、その闇の部分にメスを入れる必要があるのではないか。その意味で、今
回初めてマスコミに登場するこの麻原の元側近、大物幹部X氏の告白は、極めて
衝撃的なものであった。

逮捕直前、麻原が指示した擬装解散

今の教団を見ているといよいよ上祐(史浩・幹部)が自分の思い通りに動き始め
たなという感じがします。遅かれ早かれ、上祐は麻原(彰晃・被告)もアーチャ
リー(麻原被告の3女)も、それこそ麻原一族全員を切り捨てて新団体を作り、
そのトップに就くのではないでしょうか。その計画は、麻原が逮捕された時点か
ら、彼の頭の中にはあったはずです。

こう語るのは、かつて麻原の側近だったオウム古参幹部の一人。仮にX氏
とする。X氏は現在40代。教団の前身である『オウム神仙の会』からの
出家信者で、教団運営の中枢にいた故・村井秀夫・最高幹部に最も近かっ
た人物だ。麻原被告は上祐幹部以上に村井幹部を重用していたといわれ、
それだけにX氏への信頼も厚く、極めて秘密性の高い任務の実行役にも指
名していたという。このX氏は一連のオウム事件で有罪判決を受け、刑務
所を出所後は教団からの脱会を決意。これまでオウムとは距離を保ってき
た。しかし、名称変更、アーチャリーらによる麻原被告の長男拉致事件な
ど、上祐幹部出所後の教団の動向を見るにつけ、「私が知る限りの教団の
真実を話しておく必要性を痛感するようになった」として、本誌のインタ
ビューに応じたのだ。かつて「尊師」と崇めた人物を、ためらう様子もな
く「麻原」と呼び捨てにする。信者特有の表情や目つきもすっかり消えて
いる。だが、麻原側近として教団の中枢にいただけに、教団の恐ろしさは
十二分に知っているのだろう。「名前を明かすことは容赦願いたい。家族
に累が及ぶことだけは避けたい」と強く要望した。本誌も匿名条件を了解
し、彼の告白を掲載するに至ったことをお断わりしておく。

そもそも、教団解散は麻原自身の発案でした。95年3月22日の強制捜査の直
前です。幹部10数人を集めた席で彼は、「私が逮捕されるなど、もしものとき
は、教団の解散も視野に入れるべきだ」と発言したのです。その場合は、他の宗
教団体に衣替えせよ、とも命じました。麻原の逮捕後、教団が休眠中の宗教法人
の買収に動いていると報じられたことがありましたが、あれは事実だったので
す。なんといっても麻原の指令でしたから。
解散権を委ねられたのは村井だけです。上祐ではありません。そもそも、その指
令が出された当時、上祐はモスクワ支部長として日本を離れていたため、この会
議の存在自体、直接には知らなかったのです。
もっとも、宗教法人の買い取りは失敗に終わりました。その理由は私も逮捕され
てしまったため定かではありませんが、村井暗殺による混乱、捜査当局の監視の
厳しさなどが考えられます。そして麻原、村井の不在の後は上祐が一手に教団権
力を握った観があります。有罪判決を受けて刑務所に入ったため、一時的には権
力から離れたわけですが、出所後早々に教団の実権を握ったのは、ある意味で当
然のことです。
麻原は村井と上祐の2人を指し「2大高弟」と呼んでいました。麻原の妻、アー
チャリー以外の正大師としては大蔵省大臣で麻原の子供を生んでいる石井久子も
いましたが、弟子としての信頼度は村井、上祐より劣り、とにかく2人は別格扱
いだったのです。
その一方の村井は暗殺され、この世にはいません。その意味で、上祐が実権を握
り、麻原の指令である教団解散を断行したことは、ある意味では既定方針通りと
見ることもできるかもしれません。そしてアーチャリーの排除も時間の問題で
しょう。
実は、麻原は男尊女卑の塊のような男でした。もちろん一般の信者、とくに女性
を前にしたときは、そんなことはおくびにも出しません。「女性は素晴らしい生
命だ」などと話しています。しかし、裏に回れば別。男性幹部の前では、「女は
ステージが低い。オウムははっきり男尊女卑で行く」などと話していたのです。
村井や上祐に比べ石井の地位が低かったのもそのためです。はっきりいって、
「所詮、彼女は妾だから」という意識が男性幹部の間にはあったのです。
だから麻原がアーチャリーを後継者に指名したときは、男性幹部たちに戸惑いが
ありました。なぜ、女性が後継者になれるんだと。村井や上祐ははっきりと面白
くないという顔をしていたものです。それもあり、麻原逮捕後に残った教団幹部
は、長男と次男を教祖に指名したのでしょう。ただし、一般のサマナは別です。
彼らは麻原が男尊女卑の考えを抱いていたなどとは恩いもしません。名目上は長
男と次男が教祖になったとしても、真の後継者はアーチャリー、と現在でも信じ
ているはずです。それだけに上祐が露骨にアーチャリー切り捨てに動けば、信者
数は半減するかもしれません。もっとも、アーチャリーに逮捕状が出たいま、麻
原同様に切り捨てる口実ができたわけで、上祐にとっては望み通りの展開でしょ
う。
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